こんにちは。兵庫県小野市のカスタムクラブ・リシャフト工房AndGearです。
今回は親子で当店に懇意にさせていただいております、H様のお父様のリシャフトです。
どうしても加齢からくる飛距離の落ちがあり、少しでも飛距離を維持したい。
特にH様のいつも回るコースに180y池越えのショートホールがあるそうで、キャリーで180y近くを維持しなければならないそうです。
そこで良いクラブ、シャフトはないかとのご相談です。
長くゴルフをされている方は、試行錯誤の上現在のクラブをお使いの方が多いので、今のクラブよりも飛ぶクラブを見つけるのは、じつは容易ではありません😭
各メーカー、飛距離UP!などと新製品が出るたびにうたうものですが、それが本当なら今頃人類は1000yくらい飛ばせるようになっているのではないでしょうか?(笑)

でもそうなっていないということは、それくらい本当は飛距離を伸ばすのが容易ではないということです。それでもやはりゴルフをやる以上は飛距離を伸ばしたい、または維持したいものですよね。
その容易ではない飛距離の変化を期待しやすいのは、ヘッドよりもまずはシャフトかなと思います。
そしてH様も当店で色々なシャフトを試していただきました。
軽いシャフトを振っていただいたり、今飛ぶと話題のシャフトを振っていただいたりしましたが、現在お使いのクラブ、シャフトよりも飛距離が出るものはなかなか見つかりませんでした。
なかなかいいのはないねと諦めかけたとき、、、最後に試打していただいたシャフトがこのシャフトでした。

このエッジワークスEG-430MKを、今お使いのヘッドに装着して打つと、他のシャフトと比較して初速に少し違いが出ていました。
ヘッドスピードは当店の機材ではヘッド形状によって、ややばらつきがあったりしますし、飛距離のデータそのものは様々な要素の結果ですのでばらつきが大きいです。
しかし、ボール初速は単純に信頼しやすいデータで、飛距離に直接関係する重要なデータです。そのボール初速がわずかですが、明らかに他のシャフトより上がっていました。
思わず、「これか!」でした😅
EG 430-MKは40g台の軽量でよくしなるシャフトです。しかし、柔らかいシャフトでありながらヘッドが遅れてくることもなく、ヘッドスピードがある人でもいいところに戻ってくるいいシャフトです。
ただ、エッジワークスの◯30のシリーズは必ずしも「飛ぶ」シャフトではありません。しかし、平均的にサイドスピン量(スピン軸の傾き)がかなり抑えられるシャフトだと感じます。
そのため、横方向の曲がりが抑えられ、球が前に進むぶん、結果的に「飛ぶ」んです。
実際、飛距離アップを目指して装着したわけでは無いお客様からも、なんか飛んでいるとのリターンがよくあるシャフトです。
また、体力や力が落ちてくると、いかにシャフトのしなりを活かして振れるかが、飛距離の鍵を握ります。
H様はこのしなるシャフトを身体を使ってうまく活かされていましたので、EG 430-MKへのリシャフトを承ることとなりました!
これで、昔の飛距離を少しでも取り戻していただきたいですね!
・・・ここまでの内容だったのですが、その後コースでお使いになられたH様、なんと2、30yほども飛距離が伸びたとの報告をいただきました!
そこまで顕著に結果に現れることは稀ですので、嬉しいご報告でした。H様ありがとうございました!😆
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